離乳食を食べない0歳〜1歳の子供に悩むあなたへ
「せっかく作ったのに全然食べてくれない…」「ご飯の度にイライラして自己嫌悪…」
離乳食が思うように進まず、こんな風に感じてしまうことはありませんか?わが家でも娘が0歳〜1歳にかけて、離乳食が思うように進まず頭をかかえる日々が続きました。今回は、そんな”食べない期”に実際に試してみて「効果があった!」と感じた5つの工夫をご紹介します。
この記事を読んでわかること
- 離乳食が進まないときのアイディア
- 無理に「食べなくて」大丈夫ということ
- こころを楽にする考え方
1.「食べなくても大丈夫」を大前提に
無理に食べさせると逆効果?!
生後5〜6ヶ月になると始まる離乳食。リサーチに準備に、多くのママが苦労していると思います。離乳食初期〜完了期までは2ヶ月ごとに食材の形状を変えたり、食材を増やしたりと常に変化があり、加熱後にすり潰す・裏ごしするなどの手間がかかるケースも少なくありません。
調べていろんな食材を一生懸命準備したのに、吐き出して全く食べてくれないなんてことも。
「なんで食べてくれないんだ…」ムキになって何度も再チャレンジして、結局泣かれてしまって撃沈なんてことも。また、ようやく食べられるようになってきた!という頃に離乳食のステップアップ時期になり、振り出しに戻ることもあるんですよね。
わが家も当時人気のレシピ本にそって調理・スケジュールしたけど、全くその通りに行かなかったんだよね
↓↓参考にしていた書籍はこちら↓↓
「食べなくても大丈夫」を大前提に
そもそも、なぜ食べないとショックを受けるのでしょうか?
- 栄養のために必要だから
- 月齢的に食べられるはずだから
- 一生懸命作ったから
- 捨てるのが勿体無いから(お米高いから余計!)
- 他の子供は食べられているから
こんなふうに感じていませんか?私は上の項目の全部を感じながら、離乳食に苦戦していたのを覚えています。
しかし、そもそも離乳食初期〜中期にかけての主な栄養はほとんどミルクや母乳で、目安量を食べられなくてもすぐに問題になる事はありません。離乳食は、
- 食材を食べることに慣れる
- 食事の楽しさを知る
- アレルギーの有無を丁寧に観察する
など、必ずしも栄養摂取の目的ではないと知りました。
1食抜かしてしまったり、偏った食材しか食べなくても全く問題ありません。
参考:子どもの離乳食で困ったこと、 わからないこと – 厚生労働省
娘がある日夜ご飯を食べないまま寝てしまって。その頃は夜間授乳も終わってたから起こして食べさせるべきかすごく迷ったんだよね。
その日はどうしたんだ?
結局朝まで爆睡!機嫌よく起きてきて、朝ごはんをモリモリ食べてたよ
それは良かった
あまり神経質になる必要はないのかもね
2.手づかみしやすい形にしてみる
自分で食べたい!を応援しよう
ドロドロの離乳食は、専用のスプーンを使って親が食べさせてあげますよね。月齢が進んでくると離乳食もステップアップしていき、次第につかみ食べが見られるようになります。
つかみ食べが盛んな1歳前後からは、自分で食べたい気持ちが強い子も
中にはスプーンの触感や温度が嫌だったり、シリコンについた匂いに反応していたりと原因は様々。そんな時は、つかみ食べしやすい形状に整えてあげると食べてくれることもあります。
- 柔らかく茹でた野菜をスティック状にする
- 軟飯を細長く成形する
- バナナをスティック状にする
見た目が変わるだけで嘘みたいに食べる時も…ストライクゾーンがわからないですが、深く考えずにサクサク試していきましょう。
- 残した食材全て卵とじ&スティック状に切って提供
- 水で薄く解いたお醤油・ケチャップなどでほんのり味付け
- ふりかけやカツオ節を「かけるよ〜!」と大騒ぎしてかけ、味変&見た目変&テンション切り替え
うまくかじりとる子、一気に詰め込む子…ここは個別性が強く見られるから、危険なサイズや硬さになっていないかは確認が必要だね!
3.食事の雰囲気を工夫する
家族みんなで一緒に食事をする
両親や兄妹が食事を楽しんでいると、それを見て真似したくなるのも子供ならではの特徴です。食事のタイミングは、可能な限り合わせていけるといいですね。
大人が美味しそうに食事をする姿や、楽しく会話しながら食べる様子を見せてあげましょう
声かけも忘れずに!
「大きなおくち〜」「食べるの上手!」など笑顔で声掛けをするのも効果的。明るい雰囲気作りをこころがけましょう。
「食事の時間」=「楽しい時間」という認識になるように関わると◎
- 「ぐーるぐる、あーつまれ」「どこに集まる〜お口〜!」でぱくっ
- 「ママにあーん」(食べマネ)「パパにあーん」(食べマネ)「じゃあ〇〇ちゃんもあーん!」でぱくっ
すぐに飽きてしまう子供でも、声掛けやアイコンタクトで食事の時間に集中しやすくなるね。
4.椅子や環境を見直す
足がつくと身体が安定→集中力アップ!
子供の足がつかないようなサイズの合わないチェアを使用していると、それだけで集中力の低下につながります。
- 足がぶらぶらして落ち着かない
- テーブルが高すぎて食べにくい
姿勢の不快感から食事が嫌になってしまうこともあるので、一度環境を見直してみるのもいいでしょう。
我が家では、座面とフットレストの高さ調整ができて大人まで使える、farska(ファルスカ)のスクロールチェアoneを使ってるよ。テーブル付きでとっても使いやすいよ!
↓↓実際に使用しているチェアはこちら↓↓
5.好きなものから始める
「食べたことある」で安心感を
子供が離乳食を拒否するとき、初めての味や触感を感じている可能性があります。
初めての食材は後回しにし、食べ初めは以前問題なく食べられていたものから進めるのも◎
一度「食べる」ことに拒否反応が出ると、そのまま機嫌が戻らず何も食べずにグダグダになってしまうことも。ある程度計画的に進めるのも一つのポイントです。
わが家の場合、バナナが大のお気に入りでした!
6.それでも食べない時もある
大人になって、ミルクしか飲まない子はいない
ここまでいくつかの対策を紹介してきましたが、何をしても食べない時は食べないのが現実です。十人十色、これをすれば正解!というのがないのが子育ての難しいところですよね。ペースはそれぞれでも、成長とともに必ず離乳が完了するタイミングがやってきます。
食べなくて当たり前くらいの気持ちでいるのがちょうどいいかもしれませんね
食べなくても焦らず「今は違かったんだ」程度で気持ちを切り替えていきましょう。また、食べてくれたらそれだけで合格!偏食が見られても落ち込まずに、「食べた」事実にフォーカスしてポジティブに考えましょう。
もうすぐ2歳になる娘も、今ではいろんなものが食べられるようになりました
まとめ|「食べない」は一時的、親ができることを少しずつ
「食べなくて当たり前」精神でどんと構えよう!
今回は、わが家の離乳食にまつわるアイディアと心がけについて紹介しました。
- 「食べなくて」当たり前
- 手づかみ食べを応援
- 食事の際の雰囲気つくり
- 椅子や環境の見直し
- 好きなものから食べ始める
- やっぱり「食べない」ときもある
子供の成長・発達はそれぞれで、育児書の通りにいかない事は当たり前。他の子と比べずに、
- 「先週食べなかったバナナを今日はなめた!」
- 「形を変えたら自分で触るようになった!」
- 「声掛けでニコニコ楽しそうにしてくれた!」
と、”うちの子ならではの成長”に目を向けて、親子ともに楽しい時間にしたいですね。
楽しい食事はママの余裕があってこそ。疲れている時は無理せず1回とばしたり、時間をずらしてOK!
これらはあくまでも一例になりますが、一つのやり方で落ち込んでいるママやパパの参考になれば嬉しいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪